こんな方におすすめ
- 購入したNFTの売り方が知りたい
- 作ったNFTを出品したいけどやり方が分からない
こんな疑問を解決します。
自分で作ったNFTを世界に発信したいけれど、どうやって出品・販売すればいいのか迷っていませんか?
NFTは今までにない新しい技術で、その作成と出品のプロセスが複雑に感じられるかもしれません。
しかし、基本的な手順を把握すれば、NFTの作成から出品・販売までが驚くほどシンプルになります。
この記事では、NFTの作り方から、それを効果的に出品する方法までを、初心者にも分かりやすくステップバイステップで解説します。
- オリジナルNFTの出品方法
- NFTの売り方
- 出品時の注意点
NFTを出品する前に準備しておきたいこと
OpenSeaでNFTの取引を始めるためには、まずアカウントの作成と設定が必要です。
5ステップがすべて済んでいる方は「NFTの出品手順」へ
- コインチェックでの口座開設
- イーサリアム(ETH)の購入方法
- メタマスクウォレットの準備
- イーサリアムをメタマスクへ送金
- メタマスクウォレットとOpenSeaの連携
準備がすべて終わっている方はこちらから
①コインチェックでの口座開設
NFTを購入するためには、イーサリアム(ETH)などの暗号通貨を取引できる口座を作る必要があります。ここでは、私もメインで利用しているコインチェックでの口座開設を説明していきます。
コインチェックの口座開設はこちら
②イーサリアム(ETH)の購入方法
口座開設が終わったら、イーサリアムの購入をしていきます。
出品時にイーサリアムが必要だと聞いて、買うわけでもないのになぜ?と疑問に思う方もいると思います。
その理由は、出品にはガス代(トランザクション手数料)の支払いが必要になってきます。
そんなに高額ではないので、安心してください。
イーサリアムの購入方法はこちら
③メタマスクウォレットの準備
OpenSeaで取引を行うには、単にイーサリアムを購入するだけではだめです。
取引を行うためには、購入したイーサリアムを管理するデジタルウォレットが必要になります。
そのため、メタマスクなどのデジタルウォレットを作成し、OpenSeaと連携することによって、OpenSea上でスムーズに取引を行うことができるようになります。
メタマスクは、デジタルウォレットの中で最も広く使用されているものの一つです。
メタマスクの登録方法はこちら
④イーサリアムをメタマスクへ送金
口座で購入したイーサリアムを、メタマスクに移送することで、OpenSeaで購入や、出品を行うことができます。
イーサリアムの送金方法はこちら
メタマスクウォレットとOpenSeaの接続
あとは、OpenSeaとメタマスクを接続します。
接続方法も至って簡単なので以下で、詳しく説明しているのでご覧ください。
OpenSeaとメタマスクの接続方法はこちら
OpenSeaで出品OKなアイテムとは
まずは、OpenSeaで出品ができるアイテムには何があるのか見ていきましょう。
主な取引アイテム
- NFTアート
- 写真
- 動画
- 音楽
- PFP
- メタバース(仮想空間)の土地
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オリジナルNFTの出品方法
NFTの世界では、自分のデジタル作品を「お店」に見立てたコレクション内に「商品」として展示し、販売することができます。
このプロセスを理解し、適切に実行することで、アーティストやクリエイターは自らの作品を世界中のコレクターに向けて公開し、報酬を得るチャンスを広げることができます。
OpenSeaでの出品の流れは、以下の3ステップになります。
- コレクションの作成
- アイテムをNFTとして出品
- NFTの価格設定
まず最初にやることは、コレクションを作っていきます。
こちらがコレクション画面になります。今回はこれを作っていきますね
そもそもコレクションって何?って思われる方もいると思います。
- OpenSeaのコレクションは、自分の作成したデジタル作品を展示する仮想のお店のようなものです。ここに作品を並べ、世界中のユーザーが訪れて鑑賞し、気に入れば購入します。
👇OpenSeaの上段の「Create」をクリックします。
👇メタマスクに接続します。
👇今回は、個人での出品方法になるので「Mint an NFT」をクリックします。
「Drop a collection」と「Mint an NFT」の違い
Drop a collection | フリーミントや、複数のNFT作品を含む新しいコレクションを市場にリリースすることを意味します。 一般的に、複数の関連作品を同時に公開する際に使用され、一種のイベントや発表のような性質を持ちます。 |
Mint an NFT | 個別のNFT作品をブロックチェーンに登録(ミント)し、市場に出品することを指します。 これは、一つ一つの作品をNFTとして作成し、個別に販売する際に用いられます。 |
👇「Collection a new collection」をクリックします。
👇ロゴのイメージ画像、コレクション名、省略名称、ブロックチェーンの種類を決め「Continue」をクリックします。
①Logo Image | コレクションのアイコン画像 推奨されているロゴ画像のサイズは「350×350px」 |
②Contract name | コレクションの名前(今回は「World Japan Tokyo」にしています。) |
③Token symbol | コレクションの省略名称。 たとえばCryptoNinja Partnersなら「CNP」となり最初の頭文字が使われます。今回の「World Japan Tokyo」であれば、「WJT」になります。 |
④Blockchain | 出品するブロックチェーン |
👇ガス代を確認後、良ければ「確認」を押します。
👇これで、コレクションの作成が完了しました。次に「Create an NFT」を押して出品するNFTを登録していきましょう。
②アイテムをNFTとして登録
コレクションを設定したら、次はNFTにしたいアイテムを出品します。
出品時には、ロイヤリティ(作品が再販された際に得られる報酬の割合)、販売方法(定額価格、オークション形式)、そして作品の詳細情報を入力します。
作品についての詳細な説明は、購入者が購入を検討する上で非常に重要になります。作品の背景、インスピレーションなど、購入者が興味を持ちやすい情報を提供しましょう。
👇「Create an NFT」に出品したいアイテムをアップします。
👇アイテムをアップしたら、次は右側の欄を作成し「Create」を押します。
①Name | NFT化した作品のタイトル |
②Supply | 販売する枚数 |
③Description | 作品の説明文 |
④External link | 作品に関わる外部のウェブサイトへの参照リンク |
👇ガス代を確認して「確認」を押します。
👇承認が終われば、NFT化の完了です。
これで、アイテムのNFT化が完了しました。
「View item」を押すと、価格や販売設定の画面に移行します。
NFTの価格設定
次に、NFTの販売方法を決めていきます。
・コレクションの作成やアイテムのNFT化には、ガス代が必要でしたが、出品するときには追加のガス代は発生しません。(2024年1月現在)
販売方法には、2パターンありますが、基本は定額販売方法のやり方が一般的です。
- 定額販売
- オークション
それでは見ていきましょう。
定額販売
固定額販売とは、NFTを最初に決めた一定の価格で市場に出す方法です。
この形式はとてもに一般的な販売方法です。多くの出品者がこの方法を選んでいるため、主流の出品スタイルと言えます。
👇List for sale を「Fixed price」を選択して、登録したNFTの価格や販売期間などを決めたら「Complete listing」をクリックします。
①Choose a type of sale | 「Fixed Price」を選択します |
②Set a price | 出品価格を決めます |
③Duration | 販売期間を決めます |
オークション
オークションというのは、広く知られているYahoo!オークションの方式に似ています。
販売する期間を決めて、購入希望者たちがそれぞれの価格を提示し、最高額を出した人がNFTを購入することができる出品形式となります。
👇List for sale を「Sell to highest bidder」を選択して、登録したNFTの価格や販売期間などを決めたら「Complete listing」をクリックします。
①Choose a type of sale | 「Sell to highest bidder」を選択します |
②Starting Price | 開始価格を決めます |
③Duration | オークション期間を決めます |
オークションの価格単位は、「ETH」→「WETH」に変わります。
定額価格での出品画面になります
自分のコレクションを見て、登録されているか確認してみましょう。
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コレクションの編集
ここでは、先ほど作成したコレクションの編集や削除のやり方を説明していきます。
コレクションを作ったけど、「ここが気に入らない」「もう一度作り直したい」などということもあるでしょう。
コレクションの編集方法
最初にコレクションを作成しましたが、コレクション名とイメージ画像の最低限の設定しかできませんでした。
バナーやSNSの紐づけなどは、こちらの編集で行えます。
コレクションの編集は3種類あります。
- Edit details(詳細編集)
- Design page(デザイン編集)
- ロイヤリティ設定
Edit details(詳細編集)
まずは編集方法です。
👇「アイコンマーク」から「Studio」をクリックします。
👇作成した Collection の赤枠部分をマウスでなぞると、「Edit details」「Design page」と画面が切り替わるので、「Edit details」を選択します。
👇Collection details の画面が出てくるので、修正して「Save collection」を押します。
①Name | コレクションの名前を決めます |
②Description | コレクションのURLを記入します(ある場合) |
③URL | コレクションの内容を記入します |
④Category and tags | コレクションのカテゴリーとタグを決めます (基本的に「Art」で問題ありません) |
⑤Blockchain | 出品するブロックチェーンを決めます |
⑥Payment tokens | コレクションで扱う通貨 |
⑦Featured image | OpenSeaでコレクションが検索された時に表示される画像になります |
⑧Display theme | コレクションの表示設定を決めます 基本はそのままで大丈夫です |
Design page(デザイン編集)
こちらは、コレクションの外観を編集するページです。
外観は、コレクション画面にバナーの背景と、X(旧Twitter)やURLのアイコンの追加ができます。
👇先ほど、「Edit details」を選択した画面から「Design page」を選びます。
👇すると Design your page という画面になるので、画像の赤丸部分をマウスでなぞると「+Add banner」というボタンが現れるのでクリックします。
👇「Edit banner」の画面が現れるので、バナーに使いたい画像をアップします。
バナーの追加編集は、これで完了になります。
👇次に、コレクション画面に、X(旧Twitter)やURLのアイコンの追加をします。
画像の「+Add links」をクリックすると、編集画面が出てくるので、それぞれリンクさせたいSNSがあれば設定します。
ロイヤリティ設定
OpenSeaでは、出品したNFTにロイヤリティの設定をすることができます。
ロイヤリティとは
NFTのロイヤリティとは、作成者が自分の作品が再販されるたびに受け取ることができる収益の割合のことです。
たとえば、出品したNFTが他の人によって販売された場合、その販売価格の一定割合があなたに自動的に支払われます。
ロイヤリティは、作品が市場で成功すればするほど、作成者にとって収益の源となります。これにより、アーティストやクリエイターは、作品が長期にわたって人気を保つことで継続的な収入を得ることが可能となります。
一般的には販売価格の5%から10%の範囲で設定されることが多いです。
👇最初に、「Detail」で編集作業を行いましたが、ロイヤリティの設定をするには 「Earnings」を選択後、「
Add address」ボタンをクリックします。
👇ロイヤリティの割合を設定し、「Save collection」を押します。
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コレクションの削除方法
コレクションを作成した後に、その内容に納得がいかなくて削除したいと思うこともあるでしょう。しかし、コレクションは一度作成すると削除することができません。
とはいえ、コレクションを他のユーザーから見えなくする方法はあります。ただし、この操作を行うと手動で元に戻すことはできないので、慎重に行う必要があります。万が一、誤ってコレクションを非表示にしてしまった場合は、OpenSeaのサポートチームに連絡し、対応を依頼する必要があります。
👇まずアイコン画面から「Studio」をクリックします。
👇Collections の「More」から「Hidden from OpenSea」を選びます。
👇確認のメッセージが出るので、非表示でOKであればクリックします。
何度も言いますが、一度非表示にしたら自分では元には戻せません。
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NFTの売り方(購入したNFT)
購入したNFTを再販売することで利益を得ることができます。ここでは、購入したNFTを売るための基本的なやり方を説明していきます。
やり方は簡単で、2ステップです。
- NFTを選択
- 条件を決めて出品
それでは見ていきましょう。
👇まず、アイコンマークから「Profile」をクリックします。
👇売りたいNFTを選択して、右上にある「List for sale」を押します。
売り方は「Fixed price(定額価格)」と「Sell to highest bidder(オークション)」の2種類あります。
主に、NFTを出品するときの設定と同じになりますが、ここでも軽く説明していきますね。
👇まずは「Fixed price(定額価格)での設定です。
①Choose a type of sale | 「Fixed Price」を選択 |
②Set a price | 出品価格を決めます |
③Duration | 販売期間を決めます |
👇こちらは「Sell to highest bidder(オークション)での売り方です。
①Choose a type of sale | 「Sell to highest bidder」を選択します |
②Starting Price | 開始価格を決めます |
③Duration | オークション期間を決めます |
NFT出品に関するよくある質問
NFTにするアイテムのデータ容量に制限はある?
制限はあります。データサイズは最大100MBとなっています。
あまり容量が大きいと、読み込み時間も長くなってしまうので、注意が必要になります。
どんなNFTが売れるの?
NFTが市場に存在するだけで売れるわけではありません。
その価値は、市場の需要、流行りのトレンド、そしてコミュニティの支持といった多様な要因にあります。
投資や購入を考える際には、これらの要素を注意深く検討することがとても大事です。
これは一例ですが、注目のNFTプロジェクトについての最新情報を得るには、インフルエンサーのイケハヤさんが提供するVoicyやX(旧Twitter)のスペースなどの無料で得られる情報源を積極的に利用すると良いでしょう。
NFTをどのように価格設定するか?
購入したNFTの価格設定を考えるとき、フロア価格(最低価格)は必ず参考にしましょう。
市場での果物の価格を例にとると分かりやすいと思います。
例えば、市場でのリンゴの価格が1個100円と設定されている状況で、もしあなたが自分のリンゴを1個1,000円で売り出すとしたら、買い手が見つかる可能性は非常に低いと言えます。この例から、市場の価格動向を理解し、適正な価格設定がいかに重要かがわかります。
同様に、フロア価格が0.1ETHであるNFTを1ETHで売り出すのは、市場の基準価格よりも遥かに高いため、購入者を見つけるのが難しくなります。価格設定は市場の現状を反映させることが肝心であり、適正な価格であれば購入者が現れる可能性が高まります。
NFTの売却に最適なタイミングは?
NFTの売却に最適なタイミングは、市場の状況、コミュニティの動き、そして個々のNFTの特性によって異なります。
市場を注意深く観察し、トレンドやニュースを追いかけることで、より良い売却の機会を見極めることができるようになってきます。
さらに、取引される通貨の価格変動にも注意を払うことが重要です。例えば、1ETHの価値が20万円の時期と25万円の時期では、売却時の価値が5万円も変わってくるため、通貨の市場価値も考慮に入れるべきです。
通貨の価格が上がると、NFTの価格が下がる傾向にあるのも覚えておきましょう。
まとめ
NFTを出品する前に準備しておきたいこと
ステップ | 説明 |
---|---|
コインチェックでの口座開設 | NFTを購入するために必要な暗号通貨を取引できる口座を作成します。 |
イーサリアム(ETH)の購入方法 | 出品に必要なガス代(トランザクション手数料)の支払いに使用します。 |
メタマスクウォレットの準備 | 購入したイーサリアムを管理するデジタルウォレットを作成し、OpenSeaと連携します。 |
イーサリアムをメタマスクへ送金 | OpenSeaでの購入や出品に使用します。 |
メタマスクウォレットとOpenSeaの連携 | スムーズに取引を行うために必要です。 |
オリジナルNFTの出品方法
- コレクションの作成
- アイテムをNFTとして出品
- NFTの価格設定
最後までお読みいただきありがとうございました。